運動器疾患の健康維持

人医療では、厚生労働省が
運動器障害をロコモティブシンドローム
(通称:ロコモ)と称し、
要介護の三大要因の一つとして
啓蒙活動をしています。

ロコモの原因疾患には、
変形性関節症または変形性脊椎症
椎間板ヘルニアなど、
ペットにも多くみられる疾患があげられています。

ということは、本来であれば、高齢のペットには
内科的または外科的治療が必要となる前に
運動器検診を行い、
エクササイズやサプリメントの使用を含めた、
運動機能を維持するためのプログラム
を実施することが必要でしょう!

 

犬の変形性関節症の発症率は
20~25%といわれています。
変形性関節症は、関節軟骨の変性・破壊されて、
炎症が生じて“痛み”を感じます。

つまり、
レントゲン検査で異常が認められた時には、
既に最終段階なのです。

大型犬での発症率は74%、
小型犬では34%という報告があります。

症状に気付いていた飼い主の割合は、
変形性関節症50.7%、
変形性脊椎症で7.6%しかなく、
多くのペットで症状が見逃されていることが
明らかになっています…。

 

一方、12歳以上の猫の90%に
変形性関節症が存在し、
高齢猫ではかなりの割合で
発現していると考えられています。

変形性関節症は、
肘関節に特に多いとされています。
また、変形性脊椎症は仙椎領域で多く、
「高齢猫がジャンプをしなくなる理由」
として考えられています。

 

運動器検診としては、
まずは問診歩行検査
筋量と関節可動域の把握触診
などを行います。

これらで異常が見つかった場合に
レントゲン検査などの画像検査を実施します。

画像検査で異常がない場合は、
半年後を目安に再検査を実施します。
画像検査で異常が認められた場合は、
歩行異常があれば内科的または外科的治療
を開始します。

 

サプリメントの使用には、
一部懐疑的な意見もあります。

しかし、変形性関節症に対して、
サプリメントの6ヶ月間の継続服用により、
消炎鎮痛剤と同等の疼痛緩和および機能回復効果
が期待できるという研究報告があります。

つまり、サプリメントの継続使用により、
消炎鎮痛剤の減薬や休薬
に繋がる可能性があります。

 

ペットの高齢化を支えていくためには、
健康診断のタイミングで
触診などにより早期に発見し、
症状が認められない初期段階からの
健康維持・管理を目的とした
サプリメントの活用、
エクササイズや
生活環境の改善

などをしていくことが大切です。

 

~毎日を人とペットのWell-beingな生活に~
Wellbe Laboでした❣

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