ペットの同行避難問題

ペットを同行した避難対策は、
地域によって、また避難所によって
対応に差が生じています。

また、自治体の地域防災計画に
避難所でのペットの同行避難が謳われていても、
災害の種類や被害の大きさによって
状況が異なるため、必ずしも
受け入れが実施されるものではないのが現実です。

悪天候などによる避難に備えて開設される
自主避難所(指定緊急避難所)では、
収容規模が小さい場合もあり、
そもそもペットの同行避難についての検討が
行われていない場所がほとんどなようです。

自宅が危険で避難の必要がある場合に備えて、
避難場所以外の避難先を複数確保しておく
「分散避難」が推奨されています。

 

豪雨などの災害時の自主避難については、
避難指示解除が出るまで
比較的短時間で済む場合もあります。

安全な場所にある知人宅や飼い主仲間、
実家や親類宅に一晩避難するだけでも、
命の危険を免れることがきるかもしれません。

ペットを動物病院などに預け、
飼い主はホテルに宿泊避難するといった
「分散避難」場所を、
できれば複数箇所準備しておくこと
が対策として推奨されます。

 

2019年の台風による
ペットの同行避難に関するアンケートでは、
自治体が設置した避難所への避難が22%に対し、
自ら避難所以外の避難先を得て避難した人が
78%だったという報告があります。

以下のような、飼い主の臨機応変な
判断力と行動力が功を奏した事例があります。

・天気予報を見て、数日前に
安全な場所にあるペット宿泊可のペンションを
予約し、家族とペットと共に宿泊避難をした

・勤務先のビルの上階に避難した

・大規模商業施設の立体駐車場の上階に避難した

・大型犬と「車避難」を想定して、
座席をフルフラットに倒せるワゴンタイプの
自家用車を購入し、被害が大きくなる前に
高台の安全な場所に移動した

 

ペットを飼育している人にとって、
「自宅避難」や「分離避難」は
合理的な対策として、重要な選択肢になります。

例えばペットを複数飼育している場合は、
避難所で受け入れてもらえなかった場合に備えて、
「自宅避難」を想定することも必要でしょう。

また、猫の場合は
避難所で犬のように係留することもできず、
キャリーバックの中で長時間過ごすことも困難です。

仮に暫定的に避難所に避難できたとしても、
猫が生活しやすい環境に
移動する必要性は生じます。

 

そして、大規模災害においては、
支援する側も被災することが想定されます。

そのため、飼い主が
「自宅避難」や「分離避難」の対策を立てるなどして
防災力を上げる事や、
避難した際には
飼い主同士が支え合うことも大切です。

正に、自助と共助の両面の仕組み作りが
喫緊に必要です。

 

私たちも、個々の動物病院が
ペットのためにどんな災害対策ができるかを
常日頃から検討しなければなりません。

これを読まれたことをきっかけに、
ご家族や仲間で
改めて議論していただけたら幸いです。

 

~毎日を人とペットのWell-beingな生活に~
Wellbe Laboでした❣

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