コロナ対策に粘膜免疫

私たちの生活が

新型コロナウイルス(COVID-19)の

影響を受け始めてから、

早くも1年が経過しました。

最近はとかくワクチンが話題になっています。

しかし、そもそもワクチンというのは、

ウイルスが体内に侵入してしまってから後の

免疫に関与するものですね

ところが、鼻腔・咽頭などの粘膜レベルにおいて

ウイルスや細菌を排除し、体内への侵入を防ぐ

「粘膜免疫」という機能が働いていることは

あまり議論されていません。

さらに、

粘膜免疫を上げるための施策などについては、

ほとんど情報が得られないのが現状です。

粘膜免疫の研究は

2000年を過ぎてから急速に発展しました。

そして、この分野では日本の研究者が

多くの研究結果を報告しています。

しかし、粘膜免疫の分野でも

基礎的に優れた研究が臨床の場で知られたり、

治療に応用されたりすることは少ないようです。

ウイルスを体内に侵入させないために

できることとして、

最近ではうがい・手洗いに加え、

顔を洗う・玄関で脱衣することが推奨されています。

【推奨されている対策】

うがい
手洗い
顔を洗う
玄関で脱衣する

感染予防を念頭に置いた時、

粘膜免疫をより充実させることは

強力な武器となります

ウイルスが粘膜に付着した後、

粘膜バリアーをくぐり抜けて侵入するまでの間には

多くの防御機構が働いています。

そこには

栄養素の働きが深く関与し、感染を予防

しています。

多くの栄養素が

COVID-19を含む多くのウイルスや細菌などによる

感染を予防し重症化を抑制するといった

エビデンスが注目されるようになりました。

特に注目したいのが2020年9月の報告で、

「血中ビタミンD3濃度が低いほど

COVID-19のPCR検査陽性率が高くなる」

というものです。

この結果は、

ビタミンD3が充足されていると

鼻腔咽頭レベルにおいて

ウイルスを排除する確率が上昇する

ということを示しています。

新型コロナウイルスは

人からペットへ感染する事例があります。

ペットにうつさないためにも、

上記の対策に加えて、以下の習慣を

飼い主である私たちが心掛けると良いでしょう。

【粘膜免疫を高める習慣】

1.普段より血中ビタミンD濃度を高く保つよう意識する
  ビタミンDを多く含む食べ物(サケ・マグロ・サバなどの魚、牛のレバー・バター ・チーズ、きのこ類など)の摂取やサプリメントの利用。

1.ビタミンA・亜鉛・ビタミンCなどを摂取する
2.甘いものは避ける
3.日中できるだけ太陽の光を浴びるようにする

ビタミンDというと、以前は葉酸と並んで
妊婦さんに必要なイメージもありました。
最近では、
ビタミンDには免疫を調節する働きがあり、
風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの
感染症の発症・悪化の予防にも
関与することが分かってきています。
上手に摂取していきたいですね

~毎日を人とペットのWell-beingな生活に~、Wellbe Laboでした❣

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