酵素の不思議

酵素は自然界に数千種類も存在すると言われ、

人の体内だけでも数千種類の酵素が存在すると

考えられているそうです。

様々な生命活動を行うには

それだけの種類が必要となるということです

また、必要な酵素が一つ欠乏しただけでも、

生命活動に支障をきたす恐れがあります。

一方、酵素が働くには

温度が37~39℃、pHが6~7の環境が必要であり、

48℃以上の温度環境になると、一切活動できなくなります。

なので、酵素が生体内で活動するかしないかという意味で、

よく「生きた酵素」「死んだ酵素」という表現が使われます。

体内で産生された酵素は、

主に「消化酵素」「代謝酵素」の二つに分類されます。

摂取した食物を消化するのが「消化酵素」で、

それ以外が「代謝酵素」になります。

代謝とは、

同化(消化・吸収)と異化(エネルギー消費・排泄)など、

体内で起こる連続した化学反応のことです。

老化を抑え、健康体でいられるのも、

各器官に存在する代謝酵素のおかげです。

また、一生涯で生産される酵素の量は決まっていますが、

同時に一日の生産量もほぼ決まっていると考えられています。

前回もお伝えしましたが、ポイントは、

一日に生産された一定量の酵素のうち、

消化を円滑に行える「消化酵素」が少量で済むならば、

大半が「代謝酵素」に充てられるわけですから、

健康を保てるようになるということです

逆に消化が悪く、

「消化酵素」が大量に消費されてしまう場合は、

「代謝酵素」に回る酵素が少なくなります。

こうして、身体が“代謝不良”となり、

あらゆる病気にかかり易い状態になってしまいます。

「代謝酵素が十分に得られないと

健康状態が損なわれ、

病気の大きな原因になる」ということは、

近年になって分かってきたことです。

体内で生みだされる酵素を「潜在酵素」と呼び、

外部から取り込む酵素を「食物酵素」と言います。

非常にデリケートな存在である酵素は

48℃以上の温度で死んでしまうので、

大量の野菜や肉や魚を食べたとしても

それが加熱調理したものであれば、

摂取できる食物酵素はゼロということになります。

人間もペットも、

生野菜、果物、刺身などの生食ばかりを摂るわけにもいきません。

生活の中に上手に取り入れるポイントは、

・酵素を無駄遣いしないよう

 消化の良い食事を心がける

・「食物酵素」がたっぷり得られる食事を心がける

・定期的に内臓を休ませる

です。

煮炊きした食事では食物酵素が取れませんが、

味噌や漬物などの発酵食品などから摂取可能です。

ペットでも、人と同様にサプリメントを利用して、

外部から酵素の補給ができます。

ただ、酵素は48℃以上の温度で死んでしまうので、

加熱滅菌処理したサプリメントでは

一切効果を望めませんので注意が必要です。

次回が最期になりますが、

画期的な全く新しい酵素の話をお伝えします

~毎日を人とペットのWell-beingな生活に~、Wellbe Laboでした❣

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